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musicman 112RP続きの2
東北ではえらいことになってます。なくなられた方にはご冥福をお祈りします。また、行方不明の方は出来るだけ早い救出を祈っています。
幸い、私の知り合い関係はみんな無事でしたが、これからまだまだ心配です。 こんな時に不謹慎だ!とお叱りを受けるかも知れませんが、決して悪意はありませんのでご容赦ください。 さて、musicman 112RPです。 このアンプはかなり良い状態で保管してあったようで、内部はすごく良い状態です。 ![]() 錆とか腐食もかなり少なく、真空管のソケットも接点の緩みもありません。 ![]() フェンダーと同じように、電源コンデンサはシャーシ上にケースに入って配置されています。 これも液漏れとか腐食とかも無く綺麗な状態です。 簡易的にテスターの抵抗レンジで調べてみましたが、正常なようです。 とりあえず、テスト用のEL34を挿して電源を入れてみました。 例のカソード電流計をつないで見ましたら、200mA以上(測定できる範囲以上)でしたので、すぐにB電源を落としました。 各部の電圧を当たってみて、恐らくドライヴ用トランジスタが電流制御が出来なくなっていて、球のバイアスが浅くなって電流が流れすぎていると思われます。 ミュージックマンのアンプは「グリッド接地」という方法を取っています。さらにトランジスタをカスコードしたハイブリッド型でパワー管の性能を目いっぱい引き出そうという物です。 詳しくは専門的に解析をされている方の書籍やHPに譲るとしまして、このままでは電源を入れて症状の確認が出来ませんので、とりあえずトランジスタを交換しました。 ![]() 以前に212HDの修理時に互換のトランジスタを余分に仕入れていました。 いつも「余分買い」してしまうのですが、これが功を奏したようです。 ![]() しっかりと絶縁して、シリコングリスを塗布して取り付けました。 これで、カソード電流は想定内に収まったのですが、スピーカー出力が上がらず、酷く歪んだ状態です。 ![]() 上の波形が出力。下の波形がドライヴトランジスタの出力です。 とりあえずは、電圧的に各素子が壊れる物ではないようですので、この状態で詳しく調べてみました。 すると、どうやらドライヴトランジスタのバイアスがおかしいようで、後はその回路の抵抗&コンデンサ類の調査が必要ですね。 一つずつ基板から外して確認が必要です。 が、凡その目星は付きましたが・・・。 今日はここでおしまいです。 |
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Comment:
2016/04/30 3:48 PM, clashnight wrote:
RATTMAN様はじめまして。
musicman rd110と、RD112を所有しているもねです、
ともに長年使用された個体のためメンテンスをしたいのですが、パーツのうちJE1692とZTX109が手に入りません。
もしも数に余裕がおありでしたら、分けていただけませんか?可能でしたら、メールで返信ください。よろしくお願いします。
北海道 clashnight
2016/04/30 4:27 PM, fum wrote:
こんにちは、担当の太田と申します。コメントのトランジスタJE1692は互換製品の2N6488Gが使えますので、こちらは4個くらいでしたらお譲りできます。ZTX109の方は手持ちがありませんが、探すと互換があるかもしれません。
2N6488Gをご希望でしたら、右下のLINKのSoundRATTからお問い合わせのメールを送ってください。
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